劇団四季のミュージカル「ゴースト&レディ」、一昨年東京の劇場、昨年の名古屋公演の千秋楽(2025年8月31日)でライブ配信、その後は購入したサウンドトラックを何度も聞いています。
もともと、原作の藤田和日郎著「黒博物館 ゴースト アンド レディ」が好きで、上下巻を購入し何度も読んでいます。主人公のフローレンス・ナイチンゲール(フロー)とゴースト グレイの交流、野戦病院の大きな課題を解決するために邁進するフローと課題を隠したいホール長官とホールの指示でフローを殺そうとするデオンを軸に進む物語です。それだけでなく、この物語では、フローが、情熱だけでなく自分の財力、人脈(保健局・土木技師や料理人など必要な専門家を呼んで病院を改善する)、合理的な考え方(機械の導入による省力化など)と言った、持てるものをすべて注ぎ込んで病院の改善に取り組むところが描かれ、それもとても魅力です。
ミュージカルになると聞いたときは、この物語をどうミュージカルに仕立てるのか、想像ができなかったし、ぜひ見たいと思い、東京公演に行きました。
初めて見る「ゴースト&レディ」、まず第1幕は、歌詞がちょっと説明的かなと感じたり、原作には出てこないアレックスとエイミーの登場に戸惑ったりしました。
しかし、第2幕では、すっかり引き込まれ、フローがグレイの名前を絶叫するところでは、涙が止まらず、結局最後まで涙、涙でした。

1年ぶりにライブ配信で見たミュージカル「ゴースト&レディ」は、第1幕から、音楽と歌詞に浸っていました。2回目であり、原作との差異は既に把握しているので、もう気になりません。
第1幕の最後の「不思議な絆」では、フローとグレイが出会ってそれまでの生活から別の世界に踏み込んだことで生まれた絆を歌います。ここも初めて見たときは少し説明的に感じたのですが今回はしみじみと二人の絆を感じました。
が、その最後に、デオンが登場し、高らかに不敵な笑いで幕を閉じます。「オペラ座の怪人」でクリスティーヌとラウルが愛を歌い上げた後にファントムがシャンデリアを落とす第1幕の終わりを思い出させられました。
ミュージカルについては、中公新書の宮本直美 著「ミュージカルの歴史 なぜ突然歌いだすのか」を楽しく読みました。オペラからミュージカルへの流れ、ロックなどの周辺の音楽文化との関係、ミュージカルを盛り上げるいくつかの手法など。ミュージカルでよく使われる「リプライズ」の解説もあります。リプライズは、ゴースト&レディでも効果的に使われていると思います。
ゴースト&レディの、今の大阪公演は遠い・・・以前にすでにチケットが完売しているようですが、またライブ配信があるようなので、楽しみにしています。

コメントを残す